財産目録のフォーマット

投稿日: カテゴリー: 手続き

相続税がすぐに支払えないときなど、延納や物納といった方法で相続税を支払う方法もあります。
ただ、これらは現金での一括納税が難しいときに選べる例外的な納税方法になります。
そのような方法になるため、利用するためには相続財産の内訳などをよく把握しておくことが大事です。
そのためにも財産目録を作っておくといいのですが、これのフォーマットはどうなっているか、初めてだとよくわかりませんよね。

財産目録のフォーマットは特に決まってはいませんが、遺産分割協議や、相続税の計算、いざというときは延納や物納にも役立つ目録を作るため、記載しておきたい項目はあります。
まずは各遺産の具体的な品目です。
故人が自宅に残した現金なら「自宅現金」、故人が残した預金なら「〇〇銀行預金」といった形で、どんな遺産があるのか具体的にわかるように、各品目を記載していってください。

また、この品目だけだと、時間が経ったり、遺産調査に関わっていなかったりすると、その品目が具体的にどんな遺産なのか、ハッキリ伝わらないことも多いです。
各遺産の詳細欄も作成し、その品目の遺産がどこにあった、どんな遺産なのかを簡単に記しておくとわかりやすいです。

さらに、詳細欄にはその遺産の客観的データも記しておくのがおすすめです。
預金ならその口座の支店名・口座番号など、不動産ならその住所を正確に記しておくと、さらにわかりやすい財産目録になりますよ。

最後に、忘れてはならないのは、各品目の評価額です。
現金や預金は、その金額をそのまま記載すればいいのですが、不動産や株式などの場合、それらが現金価格に直していくらの価値があるのかを調べます。
その価格をこの欄に記載してください。
この評価額を最終的に合計し、遺産の総額を集計したあと、相続税の計算を行います。

この合計額が基礎控除の範囲を超えるかどうかで、相続税の有無も変わりますから、各品目の評価額は忘れずに記載してください。
もちろん正確に記載することも大事です。
評価方法がよくわからないときは、専門家に相談しつつ、その評価額を調べるといいでしょう。

これら項目が財産目録の基本的なフォーマットになりますが、このほか、個人的に何か記載したいことがあれば、それを記載する欄を作ってOKです。
これら財産目録に指定のフォーマットはありません。

そもそもこの書類はどこかへ提出するものではなく、法定相続人同士で話し合いをしやすくするための資料ですから、特に決まったフォーマットもないのです。
ただし、先にご紹介したような項目が記載されていないと、遺産分割協議や相続税の計算等に支障が出ることも多いですから、先の項目は基本的に記載するといいでしょう。