財産目録を作ってみよう

投稿日: カテゴリー: 手続き

遺産相続と聞くとトラブルになりやすいイメージを持っている人も多いと思いますが、その割合は実に全体の72パーセント以上にもなると言われており、大小問わず何らかの形でトラブルになっているところが多いのです。
なぜここまで遺産相続でトラブルになるのかと言うと、ひとつは大きな財産を目の前にしたときに出てしまう欲、そして単純に遺産相続についての知識不足があげられます。

遺産相続は生涯で何度も経験することではありませんから、普段法律関係の仕事をしていたり遺産相続に興味があって調べている人以外だとそれほど詳しくないと思います。
ですから、どうしても自分の主張を通そうとする傾向が強く出てしまいますし、身内の問題になるので身内で解決してしまいたいと考える人が多いのです。

しかしそもそもそれがトラブルに発展する原因で、それを防ぐためには専門家を交えて未然に遺産相続について知識をつけておくべきなのです。
そこでおすすめしたいのが財産目録の作成で、財産目録とは文字通り財産のすべてを記載したもので、どこにどんな財産があるのか、どれくらいの評価がされているのかを種類別に分けて書いているので遺産相続に詳しくない人でも分かりやすいです。

あらかじめどういった財産がどれくらいの評価を受けているか分かっていればあとは財産調査をして記載に間違いがないか確認すればいいですし、同時に戸籍調査をして誰が相続人になる権利を持っているかも明確にしてください。
もしなかなか身内間でそういった連絡が取り合えないのであれば被相続人自身が生前に遺言書を残しておき、誰にどの財産を相続させるのか書いておけばトラブルも回避できます。

財産目録の作成はexcelでも可能ですし、インターネット上に無料でダウンロードできるテンプレートがありますから、それをexcelなどで開いて記入するだけのものもあります。
財産の数が多かったり、不動産など評価が必要になるものがたくさんある場合は自分だけで作成するのは難しいので、できれば専門家も交えて作成することをおすすめします。

財産目録の作成は弁護士に依頼すれば手伝ってくれますので、最寄りの弁護士事務所に連絡して財産目録を作成したいと伝えてください。
相続税申告の際にも必要になる場合がありますから、作っておけばたとえトラブルになる可能性が少なくても残された相続人には助かります。

まずは財産目録とはどんなものか情報収集してみましょう。