財産目録を作る理由

投稿日: カテゴリー: 手続き

遺産相続の対象となる財産にはいろいろなものがあります。
マンションやアパートなどの建物や宅地・農地・山林とった土地、借地権などの不動産や不動産関連の権利、また自動車や家具家財一式・パソコンなどの機器といった動産、現金・預貯金・有価証券、宝石や貴金属・骨とう品・ブランド品などがあげられます。

これらはいずれもプラスの財産に該当するものですが、借金や未払い金などのマイナスの財産もありますし、葬儀のときにもらった香典や墓石や墓地、受取人の指定がされている生命保険金や死亡退職金などが相続の対象にならない財産なのでこちらも覚えておかなければなりません。
さらに相続するものをはすべてがはじめから評価されているわけではなく、たとえば不動産を相続する場合はあらかじめ不動産の評価額を出しておかなければいけませんからそのための調査も専門家に依頼する必要があります。

こうしてすべての財産の評価をしたのちに相続人全員が集まって遺産分割協議をスタートさせ、そこで決まったことに沿って相続登記を進めていくのです。
つまり遺産分割協議に至るまでにはいろいろな手続きや調査をしていかなければならないので、それだけでかなり大変になることが分かると思います。

そこで今おすすめされているのが、遺産分割協議をスムーズにスタートさせるために財産目録を作成することで、財産目録には財産の種類は場所、評価など全容が記載されているので遺産分割協議のときに非常に役立ちます。
特に相続対象となる財産が多い場合や不動産のように評価を必要とする財産を相続するなら財産目録を作成しておくと、大幅な時間カットが可能になりますし、ストレスなく遺産分割協議をはじめられるでしょう。

さらに被相続人の中には亡くなる前に認知症などで財産についての記憶があいまいになっていることもありますし、そうするとどの財産がどこにあるのか分からなくなってしまい困ります。
そういったトラブルを回避する意味でも財産目録はとても重要な意味を持ちますし、あらかじめ財産の種類や評価が分かっているなら生前からだいたいどの財産を誰が引き継ぐのか決めておくこともできるのでトラブルになる可能性も低いです。

このように財産目録を作成することによって相続人も被相続人も安心して相続を進めて行けますから、これから遺産相続をするかもしれない、またはするという人は財産目録の作成に向けて動き出してみるといいでしょう。