財産目録を作成しよう

投稿日: カテゴリー: 手続き

遺産相続はまず被相続人の遺言書が残されているかをチェックするところからスタートしますが、遺言書が残されていないこともけっこう多く、その場合は遺産分割協議によって遺産相続を進めていくことになります。
その際に役立つのが財産目録と呼ばれるもので、これは文字通り財産を一覧にした書類で、どこにどれくらいの価値がある財産があるのか明確にしておけばスムーズな協議を進められるでしょう。

財産目録はできれば被相続人が生きているうちに作成しておくといいのですが、不動産や株式などは時期によって評価額も変化する可能性が高いので、あまり年月が経過したものは参考にならない可能性があります。
そこでおすすめしたいのが専門家へ依頼して作成してもらう方法で、司法書士に依頼すれば作成してくれます。

最近では相続書類を専門に作成してくれる業者もあるみたいで、安く依頼を引き受けてくれるところが増えていますから、そういったところを探してみるといいでしょう。
もちろん個人でも財産目録を作成することは可能で、その場合はまずフォーマットをインターネット上からダウンロードしてください。

専用のフォーマットは法律事務所のホームページにもありますし、遺産相続の専門サイトなどでも見かけます。
そして相続の対象になる財産にはどんなものがあるのか知っておかなければなりません。

これはプラスの財産とマイナスの財産があって、財産目録にはどちらも記入しておく必要がありますし、相続の対象にならない財産は省いておく必要があります。
プラスの財産とは宅地、農地、建物、店舗、居宅、借地権、借家権といった不動産関連の財産や現金、預貯金、株券、貸付金、売掛金、小切手などさらに自動車、家財、船舶、骨董品、宝石、貴金属、美術品といった動産、ほかにも電話加入権、ゴルフ会員権、著作権、慰謝料請求権、損害賠償請求権などがあげられます。

一方マイナスの財産には借金、買掛金、住宅ローン、小切手、未払いの所得税と住民税、その他未払いの税金、未払い分の家賃・地代、未払い分の医療費といったものがあげられますので、これらはプラスの財産から引けるものとして考えてください。
さらに相続の対象にならないのが被相続人の一身専属権と呼ばれるその人にだけ与えられた権利、一部の生命保険の保険金、さらに香典や仏具、墓石といったものは含まれません。

このように財産にもいろいろな種類があるので、財産目録を作成する際には注意してください。