英語の財産目録

投稿日: カテゴリー: 手続き

相続の手続きをスムーズに進めるにも、いざというときに延納や物納を利用するためにも、財産目録を作ることはおすすめです。
このときの作り方ですが、故人の遺産を一覧でリストアップして並べるような形になります。
財産目録に指定の書式はありませんから、相続人たちがわかりやすいように作成すればOKです。
そしてこのとき、そちらの方がわかりやすいと思えば、英語で作成しても構いません。

あまりないケースですが、相続人が外国人となる場合もあります。
もしその外国人の方が一人だけ法定相続人に確定した場合、相続の手続きを進める際の資料は、日本語でない方がわかりやすくなります。
もし相手が英語を母国語とする方なら、財産目録も英語で作成してOKです。

そのような財産目録を作ると、英語を母国語とする方でも今回の遺産相続で対象になっている資産の内訳がよくわかります。
相続した方がいいか、放棄した方がいいかもよくわかりますし、相続する場合、どれだけの価値がある遺産をどれだけ相続できるのか、具体的に把握できます。

もし相続税がかかる場合、そのお金を遺産からすぐに用意できないときは、場合によっては延納や物納の利用を考えることにもなるでしょう。
このときもその相続で対象になっている遺産の全体像がわからないと、延納や物納が必要な場面なのか、判断が難しくなります。
いざとなったらこのような制度の利用も考えたいなら、きちんと遺産の全体像を把握しておきたいため、英語の方がわかりやすいなら英語で財産目録を作るのもおすすめです。

このような英語の財産目録を利用したいのは、相続人が全員外国人になるときだけではありません。
相続人の中に日本語が通じない外国人が含まれる場合もおすすめです。
たとえば法定相続人が4人おり、そのうちの1人だけが外国人となる場合も実際にあり得ます。

このとき、ほとんどの法定相続人にとっては日本語で財産目録を作った方がわかりやすいでしょうが、外国人の相続人にとっては、その目録では遺産の中身や金額がわかりません。
その状態では遺産分割協議もできませんから、その外国人の方用に、英語の財産目録も一緒に作ることが必要になります。

このように財産目録は必要に応じて英語で作るのもおすすめです。
日本語でも英語でも別に構わないのは、これは相続の手続きのためにどこかへ提出する書類ではなく、あくまで相続手続きを円滑に進めるための資料となるためです。
そのため書式や形式、言語などは特に問われません。
相続人の内訳に応じて、わかりやすければ英語で作ってください。